2025/05/02

Taiwan Today

外交

民主主義をさらに発展させ、華人社会の規範となろう

2013/06/17
台湾民主基金会は16日に新たなビルの供用開始の式典を開催。馬英九総統(左から3人目)や王金平立法院長(国会議長、右から3人目)、江宜樺行政院長(左から2人目)をはじめ、基金会の副董事長を務める林永楽外交部長(左から2人目)、ブルキナファソのJacques Y. Sawadogo駐中華民国大使(左から1人目)らが出席した。(中央社)
中華民国における民主主義の歴史はすでに102年にわたる。民主主義の発展と成熟という角度からみてさらに進歩する余地はあるが、民主主義を深めるという決心を揺るがす障害はなく、この歩みが中国大陸や華人社会に大きな影響を与えるものになるであろう。

わが国の民主主義の発展の歩みには3つの特色がある。1つ目は、政治の民主化と同時に経済が発展してきたということ。2つ目は、民主化の流れが社会に動乱をもたらさなかったこと。3つ目は、公平で透明な選挙制度が確立され、これが極めて短い間に成果を挙げ、中央や地方での与党の交代が常態化していることである。真の民主主義とは、「多数に従いながら、少数を尊重し、異なる見解を受け入れる」ことである。特に「異なる見解を受け入れる」ことは重要であり、わが国ではこれまで築き上げてきた基礎の上に、さらに民主主義の真理を着実に現実のものにしていくことであろう。

台湾海峡両岸関係がに密接になればなるほど、台湾の民主主義政治の流れは、中国大陸や華人社会に大きな影響を与えていくことであろう。民主主義を台湾で根付かせることができたのであるから、他の地域でもきっとこの経験を再現することができるであろう。中華民国の民主主義の発展の歩みが、世界の各地で成長し、伸びやかに育ち、花を咲かせ、実りをもたらすことを期待したい。

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